さかいざわクリニック
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皮膚科

水いぼの治療について

水いぼ(伝染性軟属腫)はポックスウイルスによる感染性皮膚疾患です。幼児~学童期のお子さんに多く、通常半年~2年で免疫がついて自然に治ります。皮膚の接触で感染するため他の人にうつしたり、ドライスキンやアトピー性皮膚炎で皮膚のバリア機能が下がっている場合は多発する場合があります。当院では保護者と相談して摘除するか、免疫がついて自然治癒するまで待つか決めています。

摘除する場合は麻酔テープを貼付して30分以上経過してから処置します。摘除時の痛みは抑えられますが、完全に無痛にはなりません。一度の処置で摘除できる数に限りがあり、数回の受診が必要になる場合があります。

摘除しない場合は免疫がついて水いぼが自然につぶれるまで、できるだけ増やさないようにすることが大切で、保湿ケアが重要です。また銀配合クリームを塗布すると半年以内に治癒したとの報告があり、当院で購入が可能です(M-BF CREAM 1本15g 税込2200円)。購入希望の際は診察時にお知らせください。